淡路島のこと。
淡路島の面積は だいたいシンガポールと同じ。
しかし人口は シンガポール 300万人に対して, 淡路(1市10町現在は3市)は16万人。
国内で別の比較をすると, 淡路島の面積は琵琶湖の面積と同程度。
(なんとなく形も似ています)
上沼恵美子という 淡路島出身のタレントがいる。
彼女は「淡路島は私の家の庭」というような大きなことを言っているが,
これを聞いて半分本気にしている人がいる
そうでなくても これほど大きな島だとは思わなかったという人は多い。
(てゆうか、場所さえ分かってない)
淡路島は「兵庫県」である。
このことを知らない人が結構いる。
(佐渡島と間違えられること多数)
歴史的に言えば, 明治になるまで 淡路国は阿波(=徳島)蜂須賀氏の藩領だったので,
当然 徳島県になってもよかったのだが, どういうわけか兵庫県に編入されてしまった。
交通が不便で大きな産業がないのに 大阪・神戸などの大都市が近いため,
若者はどんどん外に出てしまい 人口は徐々に減少してきた。
(いわゆる過疎ってやつですか)
とにかく島内は労働力不足。
最近ある企業が淡路に事業所を作って人集めしようとしたら, 働く人がいない。
仕方がないから神戸でパートタイマーを雇って通勤バスで運ぼうか, などという笑い話のような話がある。
(笑えません。深刻です)
洲本のホテルでパーティーをやると一苦労する。
若い女性(コンパニオン)が集まらないので, たいていは徳島から来てもらう。
“海あり山あり田んぼあり”と言われ, 食べることに関しては贅沢。
海産物では 鯛・タコ・アナゴ・ハモ... これは明石と全く同じ。
明石の「対岸」なのだから当然か
しかし 淡路へ観光に来てこの贅沢さに巡り会うのは結構難しい。
魚にしても野菜にしても新鮮で良いものを食べているのは地元の漁師や農家。
淡路島の旨いもんが食べたかったら,これらの方とお友達になるのが一番。
(裏返せば 観光客の受け入れ態勢が整っていないということではないか)
結構いろんな地場産業がある。
線香 江戸時代から続いていて 現在でも生産量は日本一。
全国の7割を生産している。
瓦 これも日本一の生産量。
阪神大震災で重い瓦屋根で家がつぶれ, 最近の主流は軽量瓦。
玉葱 生産は北海道についで全国第2位。
淡路牛 神戸牛や松坂牛のルーツ。
島外での販売は昭和50年ごろから。
吹き戻し 全国の90%以上を淡路島で作っている。
〔吹き戻し〕紙の筒を口にくわえて息を吹くと先端がスーッと伸びる。
その後, 先からクルクルと戻ってくるアレ。
はまだよりさんのHPより引用